9路道場仮設掲示板♪
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[76] いらっしぃませ 投稿者:びっくにゃん 投稿日:2011/05/14(Sat) 00:49  

 もるはむさんいらっしぃませ。うちのサイト、最初の頃は皆さんそれなりに見に来てくれたんですけど、ここ最近は、ほとんどもるはむさんだけでしたからにゃ…そんなもるはむさんが楽しみにしてるコーナーを、こういう形で閉めることになるのは、わたしもホントに心苦しいんですよ。またいつか、再開できるといいんですけど…あんまり期待しにゃいでくださいにゃ♪それとは別に、うちのサイトを皆さんにお楽しみいただけるように、わたしもいろいろがんばろうと思ってますにゃ。でもそれも、あんまり期待しにゃいでくださいにゃ。いい加減な管理しかできにゃくて、にゃんかホント申し訳にゃいです。こんな掲示板ですけど、皆さんまた来てくださいにゃ〜♪


[75] 残念ですね。。。 投稿者:もるはむ 投稿日:2011/05/13(Fri) 08:42  

あらら。。。ですね;;

今、DSソフトの趙治勲さんの詰碁で、勉強(遊んで?w)います。みれなくなって、残念ですね。。。


[74] お知らせ 投稿者:びっくにゃん 投稿日:2011/05/12(Thu) 23:11  

 皆様、いつもうちのサイトに来てくださってありがとうございますにゃ。今日はちょっと皆様にお知らせがありますにゃ。うちのサイトに載せさせていただいている、囲碁の練習問題についてにゃんですけど、近日中に公開を中止しようと思ってますにゃ。本当は、今後のために、正規の手続きをもって著作権の使用許諾を得ようと思って、わたしなりにいろいろ調べてみたんですけど、にゃんか許可がおりにゃいみたいにゃんですよ…まぁ、そのへんは、ネット上における著作権のもろもろの問題とか、いろいろややこしい話になっちゃうんですけど、わたしとしては(1)正直に申し出ても許可がおりにゃいんじゃやってられにゃい(2)ネット上の慣例として「やった者勝ち」みたいなことはどうかと思う(3)場合によっては、わたしが刑事告訴されたり、損害賠償を請求されたりする恐れも、にゃいとは言い切れにゃい(4)もともとは自分自身の練習のため+おまけ要素として囲碁ファンの裾野拡大と棋力の底上げのために「協力」しようとしているのに、1の許可がおりず、3のリスクが大きい半面、見返りが少なすぎる まぁ、こんなことをいろいろ考えてるんですにゃ。そんなわけで、個人使用の範囲内で問題データは残しますけど、近日中に問題の公開を中止させていただきたく思いますにゃ。皆様ご利用ありがとうございましたにゃ。なお、プログラム本体はわたしが作ったものですから、自作の問題と差し替える分には問題ありませんにゃ。代わりの問題を作ってくださる方はお知らせくださいにゃ。じゃ、皆さん、お互いがんばりましょにゃ〜♪


[73] ありがとう〜 投稿者:もるはむ 投稿日:2011/05/03(Tue) 07:27  

早くて、びっくりしたおw

ありがとね〜(^^)


[72] いらっしぃませ 投稿者:びっくにゃん 投稿日:2011/05/03(Tue) 00:07  

 もるはむさんいらっしぃませ。どういうものが必要にゃのか、ちょっと文面からはわかりにくいんですけど、9路道場トピにあるような…ってことは、こういうことですかにゃぁ?
┌ ┬ ┬ ┬ ┬ ┬ ┬ ┬ ┬ ┬ ┬ ┬ ┐
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├ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┤
├ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┤
├ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┤
├ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┤
├ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┤
├ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┤
├ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┤
├ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┼ ┤
└ ┴ ┴ ┴ ┴ ┴ ┴ ┴ ┴ ┴ ┴ ┴ ┘
●→○→◆→◇→■→□
★→☆→▲→△→▼→▽

 横のスペースをなしにすると、こんな感じですにゃ。
┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┤
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└┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┘
 もし違ったら、ここに書いてくださいにゃ。じゃ、皆さん、また来てくださいにゃ〜♪



[71] テキスト碁盤 投稿者:もるはむ 投稿日:2011/05/02(Mon) 21:27  

にゃんさんに、お願いがあります。
9路道場のトピにあるような碁盤で、13路を作ってほしいです。どうやってつくるのか、わからないです。
急ぎませんので、時間あるとき、暇なときにでも、お願いします。


[70] 久しぶりのミニ小説 投稿者:びっくにゃん 投稿日:2011/04/27(Wed) 22:58  

 久しぶりのミニ小説ですにゃ。去年の暮れくらいから考えてたんですけど、やっと文章としてまとまったものができましたにゃ。タイトルは「安寿と厨子王」の真似にゃんですけど…内容はジョーク満載のドタバタものですにゃ。例によって、オール会話文+擬音の技法を使った、読み手のことをあんまり考えてにゃい作品ですにゃ。お暇なら、読んでやってくださいにゃ♪もっとお暇なら、感想でも書いていただけると嬉しいですにゃ♪

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

にゃんとピョン吉(1) 作:にゃん

「…だから、ここは、こっちからアテを打つのがいい手なんだけど、ここまではわかったか?」
「………」
「わ・か・っ・た・かっ!」
「にゃっ! えっ? え〜と、わかりましたにゃ。」
「お前、今、寝てただろ?」
「ふぁ〜…あっ、寝てにゃいですにゃ。」
「じゃぁ、この局面、どう打つのがいい手なのか、言ってみろ。」
「え〜と…それは…その…にゃぁ…」
「ふぅ、しょうがないな。なんだか身が入らないみたいだし、ちょっと早いけど、そろそろメシにするか?」
「はいにゃっ♪」
「お前、こういう時だけは、返事がいいな。」
「にゃはは〜 それほどでも〜♪」
「褒めてないって…」

「え〜っと、今日は…私はカップラーメンでいいか。にゃん、お前は、今日も鮭でいいんだな?」
「はいにゃ♪」
「昨日の刺身が冷蔵庫に残ってるんだけど、それでいいか?」
「はいにゃ♪」
「お前、何だか嬉しそうだな。」
「にゃはは〜 それほどでも〜♪」
「だから、褒めてないって…それにしても、毎日毎日、鮭の刺身ばっかり食って、よく飽きないよな。」
「毎日じゃにゃいですにゃ。おとといは焼き鮭で、こないだはサーモンフライで…」
「でも、鮭しか食わないよな? 他に食えるものがないのか?」
「そんなことにゃいですにゃ。」
「じゃぁ、たまには、違うものでもいいんだぞ?」
「そうですにゃぁ…お刺身だと…そうそう、中トロとか…」
「うん、鮭にしろ、安いから。」
「にゃっ、今、違うものでもいいって…」
「猫のくせに、何が中トロだよ。輸入ものの安い鮭でも食ってろ。」
「あ〜、そうそう、もうひとつ、食べてみたいお刺身があるんですにゃ。」
「何だ? 言うだけ言ってみろ。あ、先に言っておくけどな、大トロとか言い出したら、この場でしばくぞ?」
「え〜っと、名前は知らにゃいんですけどにゃ、白いお刺身でにゃ…」
「うん、それで?」
「青くてまるいお皿の上に、うす〜く切ったお刺身が、花びらみたいに並んでてにゃ…」
 ぷちっ!
「半透明のお刺身に、お皿の模様が透けて見えててにゃ、それを薬味と一緒に…」
 ごちんっ!
「ぎにゃぁ!」
「それは、猫が食うようなものじゃないっ! いいから、さ・け・に・し・ろっ!」
「…はいにゃ。」


[69] ミニ小説(2) 投稿者:びっくにゃん 投稿日:2011/04/27(Wed) 22:57  

にゃんとピョン吉(2)

「なぁ、にゃん、お前が私のところに弟子入りして、もうすぐ2年になるよな?」
「もうそんなになりますかにゃ? いつもお世話になってますにゃ♪」
「それにしては、お前、ちっとも進歩しないよな?」
「そうですかにゃぁ?」
「私は時々、わからなくなることがあるんだよな。」
「にゃにがですかにゃ?」
「お前に囲碁を教えるためにここに置いてるのか、鮭を食わせるためにここに置いてるのか。」
「囲碁を教わりにゃがら、鮭もおいしくいただいてますにゃ♪」
「ちぇっ、調子のいい奴だな…さて私はもう食べ終わったが。」
「わたしも、ごちそうさまでしたにゃ。」
「食ったか? じゃぁ、私はちょっと現場の様子を見てくるからな。」
「はいにゃ。」
「その間に…そうだな、この問題集を10問、やっておくように。」
「はいにゃ。」
「じゃ、行ってくるからな。サボるなよっ!」
「はいにゃ、いってらっしゃ〜い♪」
 がちゃっ…
「え〜っと…確かここに…あっ、これにゃ。」
 ぽふぽふっ…
「ふぁ〜…」
 ころん、すぴ〜…
 がちゃっ!
「ヘルメットを忘れた…あっ、こらっ、にゃんっ!」
 びくんっ!
「はっ、はいにゃっ!」
「お前、今、寝てただろ?」
「ふぁ〜…あっ、寝てにゃいですにゃ。」
「じゃぁ、そのクッションは何だ?」
「え〜と…これは…その…にゃぁ…」
「サボるなって言っただろっ! 私が帰ってくるまでに、この問題集を20問、やっておくように。いいなっ!」
「にゃっ、さっきは10問って…」
「サボって寝てたからだよっ! 今度サボったら、メシ抜きだからなっ! わ・か・っ・た・なっ!」
「…はいにゃ。」

 がちゃっ…
「ただいま。さて、にゃんは…あっ、こらっ、にゃんっ!」
 びくんっ!
「はっ、はいにゃっ!」
「お前、また寝てたのか? 問題集は、ちゃんとやったのか?」
「問題集…あっ、はいにゃ、やりましたにゃ。」
「本当か? じゃぁ、ちょっとテストしてみるか…」
「にゃっ! それは…その…にゃぁ…」
 ピンポーン♪
「あっ、お客さんにゃっ!」
「お前、それでごまかせたと思うなよ…はい、どちらさまですか…」
 がちゃっ…
「ごめんくださいピョン。こちらは、囲碁の名人の、碁美先生のお宅ですピョン?」
「名人ではありませんが、碁美は私ですが…」
「ボクはウサギのピョン吉と申しますピョン。囲碁の道をきわめたくて、先生の弟子にして欲しいですピョン。」
「ほう、それはそれは…」
「…と言うのは建前で、ボクは本当は、ウーサー王の野望のために送り込まれたスパイですピョン。」
「ほう、それはそれは…」
「ウーサー王は、囲碁の世界を支配することで、この国を乗っ取るつもりですピョン。」
「ほう、それで?」
「まずは、そのへんの囲碁教室を占領して来いって言われて、それでここに来ましたピョン。」
「なるほど、つまり君は、本当は囲碁の弟子入り希望者ではなく、なんとか王のスパイだと。」
「ウーサー王の野望とか言ってたにゃ。」
「はっ、何故それをっ! ボクの秘密がもう知られてしまったピョン!」

「…なぁ、にゃん、こいつ、どう思う?」
「正直なタイプだと思いますにゃ。」
「いや、そうなんだけどさ、正直の上に、何か2文字付くような気がしないか?」
「楽しそうだから、いいと思いますにゃ。」
「スパイだってことが、いきなりバレたのに、逃げようともしないし…」
「バレたっていうより、自分でしゃべったんですにゃ。」
「それで、どうするんですピョン? ボクを弟子にしてくださるピョン?」
「まだこんなこと言ってるし…」
「ほら、ウサギ年ってことで、縁起物ですピョン。」
「正月の置物か、お前は…?」
「できれば、本物の弟子だと信じ込んて油断してくれるほうが、ボクも仕事がしやすいですピョン。」
「あいかわらず、正直にゃ…」
「ほら、先輩からも、一言お願いしますピョン。」
「先輩って、誰にゃ?」
「お前だよ、にゃん。多分『見どころがありそうにゃ、弟子にしてあげてくださいにゃ』とか言わせたいんだろ?」
「そうそう、それですピョン。ついでに『一緒に油断しましょにゃ』とも言って欲しいピョン。」
「じゃぁ、見どころがありそうには見えにゃいんですけど、弟子にしてあげてくださいにゃ。」
「まぁ、にゃんがそう言うなら…よし、ピョン吉、明日からここに通え。」
「通いじゃなくて、住み込みですピョン。お世話になりますピョン。」
 ピョンピョンピョンピョン…
「この部屋がいいピョン。良さそうなクッションもあるピョン。」
「あっ、こらっ、勝手に入るなっ! 私は、住み込みまで許可したつもりは…」
「あ〜っ、そこはわたしのお部屋にゃっ! それはわたしのクッションにゃっ!」
「こらこら、にゃん、ちゃっかり自分のものにするなっ!」


[68] ミニ小説(3) 投稿者:びっくにゃん 投稿日:2011/04/27(Wed) 22:57  

にゃんとピョン吉(3)

「じゃぁ、何となく不安なんだが、私は現場へ行ってくるからな。」
「はいにゃ、いってらっしゃ〜い。」
「いってらっしゃいませピョン。」
「私が戻るまでに…そうだな、2人で練習対局でもしてろ、いいな?」
「はいにゃ。」
「わかりましたピョン。」
 がちゃっ…
 どたばたどたばた…
「だから、これは、わたしのクッションだって言ってるにゃっ!」
「ボクだって、眠いんだピョン!」
「じゃぁ、他のクッションを探せばいいにゃっ!」
「これが気に入ったんだピョン!」
 がちゃっ!
「またヘルメットを忘れた…って、お前たち、何やってんだっ!」
「にゃっ! え〜と…その…」
「練習対局の準備ですピョン。」
「クッションの取り合いにしか見えないんだが…?」
「それは…その…にゃぁ…」
「今からやりますピョン。」
「全然信用できないが、まぁいいか。じゃぁ、私は現場へ行ってくるからな、サボるなよっ!」
 がちゃっ…

「よし、今度こそホントに行ったピョン…おいっ、バカ猫っ!」
「あ〜っ、急に目つきが変わったにゃ、わかりやすい奴にゃ。」
「お前、弟子やめろピョン。」
「にゃっ! いきなりにゃにを言い出すのにゃっ!」
「ボクは真剣に囲碁の勉強がしたいピョン。弟子が2人もいたんじゃ、教えてもらえることが減るピョン。」
「あ〜っ、そういうこと言うのにゃ? ピョン吉が弟子入りできたのは、誰のおかげにゃ?」
「そんなことは、どうでもいいピョン。」
「どうでもいいって、恩知らずな奴にゃ…」
「そうじゃなくて、囲碁の勉強がどうのこうのっていうのは、建前なんだピョン。」
「にゃ?」
「本当は、ウーサー王の命令でここを占領するのに、お前が邪魔なんだピョン。」
「あ〜っ、こいつ、本音が出てもやっぱりひどいこと言う奴にゃっ!」
「本音…? はっ、しまったピョン! またしても、ウーサー王の秘密をうっかりしゃべっちゃったピョン!」
「ピョン吉…あんた、ひょっとして、バカにゃ?」
「バカとは何だっ! ボクは、ちょっとばかり正直なところがあるだけだピョン!」
「先にわたしをバカ猫呼ばわりしたのは…まぁ、いいにゃ。それより、ピョン吉って…」
「何だピョン?」
「カエルみたいな名前にゃ。」
「誰がカエルだピョン! 誰がTシャツに貼り付いて生きてる黄色いカエルだピョン!」
「怒らにゃくてもいいにゃ。誰もそこまでは言ってないにゃ。」
「ボクは白ウサギだピョン。今年の干支で、縁起物だピョン。」
「縁起物かどうかは知らにゃいけど、白ウサギってことは、見ればわかるにゃ。」
「それに比べて、お前は灰色の猫だピョン。猫年なんてないから、さっさと弟子やめて出て行けピョン。」
「にゃっ! 猫年があるかどうかにゃんて、関係ないにゃっ!」
 がちゃっ…
「ただいま。お前たち、練習対局はもう終わったのか?」
「バカ猫を追い出すのに手間取って、それどころじゃ…むぐっ!」
「ピョン吉は、ちょっと黙ってるにゃっ! …はいにゃ、終わりましたにゃ。」
「ほう、それにしては、碁盤を使った形跡が全くないんだが…?」
「だから、練習対局なんてやってる暇は…むぐっ!」
「ちょっと黙ってるにゃっ! …え〜と、その、もう終わって片付けましたにゃ。」
「…何だか嘘っぽいが、まぁいいか。そろそろメシにするか?」
「はいにゃ♪」
「いただきますピョン♪」
「お前たち、こういう時だけは、気が合うみたいだな。」
「にゃはは〜 それほどでも〜♪」
「このくらい、当たり前ですピョン♪」
「だから、褒めてないって…」


[67] ミニ小説(4) 投稿者:びっくにゃん 投稿日:2011/04/27(Wed) 22:56  

にゃんとピョン吉(4)

「え〜っと、にゃんは、鮭でいいんだな?」
「はいにゃ♪」
「ピョン吉は…大根の葉っぱがあるんだけど、それでいいか?」
「はい、いただけるものなら、何でもありがたくいただきますピョン。」
「本音は、どう思ってるのにゃ?」
「ちっ、大根の葉っぱかよ…ニンジンがいいピョン。それも、無農薬有機栽培の…はっ、しまったピョン!」
「ほらにゃ、碁美さん、ピョン吉は楽しい奴ですにゃ。」
「楽しいかな…これ…」
「ボクなんかのために、お金を使っていただかなくても…ホントに野菜くずとかでいいんですピョン。」
「それで、本音は、どう思ってるのにゃ?」
「高いニンジン食いまくって、無駄金使わせてやるピョン。」
「ほう、それで?」
「ここが資金難に陥れば、その隙にボクが占領して、ウーサー王の野望が…はっ、しまったピョン!」
「ほらにゃ、碁美さん、ピョン吉は楽しい奴ですにゃ。」
「楽しいかな…これ…」

「じゃぁ、今日も私は現場へ行ってくるからな。」
「はいにゃ、いってらっしゃ〜い。」
「いってらっしゃいませピョン。」
 がちゃっ…
「ちょっと電話掛けるにゃ。」
「あっ、こらっ、ボクが先だピョン!」
「にゃっ! わたしが先に…」
 がちゃっ…
「またヘルメットを忘れたよ…最近、ちょっと物忘れが…って、お前たち、何やってるんだ?」
「にゃっ! え〜と、ちょっと電話の取り合い…じゃにゃくて、練習対局の準備ですにゃ。」
 ピッポッパッ…
「あ〜もしもし、八百屋さんですピョン? え〜と、注文したいんですピョン…」
「あ〜っ、ピョン吉っ! 抜け駆けにゃんかして…終わったらすぐ、わたしに貸すのにゃっ!」
「何だか、ものすごく不安だが…まぁいいか、行ってくるからな。」
 がちゃっ…

 がちゃっ…
「ただいま…って、お前たち、また寝てるのかっ!」
「にゃっ! 寝てにゃいですにゃ。」
「ふぁ〜…あ、師匠、お帰りなさいませピョン。」
「お前たち、やる気があるのか? あんまりサボってばっかりだと、出て行ってもらうからな…」
 ピンポ〜ン♪
「あっ、来たにゃっ!」
「来たって、誰が?」
「バカ猫のじゃないピョン、ボクの注文品だピョン。」
「注文品?」
「ちわ〜、八百屋で〜す。ご注文の品、お届けにあがりました〜。」
「ほら、やっぱりボクのだったピョン…はいは〜い、こっちに置いてくださいピョン♪」
 どかどかどかどかっ…
「…で、何だ、これは?」
「え〜っと、その、ボクが食べる野菜くずですピョン。」
「ダンボールには、無農薬有機ニンジンとか書いてあるが…? しかも、この数の多さは何だ?」
「え〜っと、その、師匠のお手をわずらわすのもどうかと思いまして…まとめて30箱ほど…」
「支払いは?」
「そこに、請求書がありますピョン。」
「そうじゃなくて、誰が払うんだそれ?」
「師匠に決まってますピョン♪」
 ごちんっ!
「いたたた…師匠、ひどいですピョン…」
「や〜い、ピョン吉、おこらりたにゃ〜♪」
 ピンポ〜ン♪
「あっ、今度こそ、わたしの注文品ですにゃ。」
「おい、にゃん…まさか、お前もか?」
「ちわ〜、魚屋で〜す。ご注文の品、お届けにあがりました〜。」
「はいは〜い、こっちに置いてくださいにゃ♪」
 どかどかどかどかっ…
「…で、何だ、今度は?」
「え〜っと、その…にゃぁ…」
「言わなくてもいいっ! 箱を見ればわかるっ! 北海道産の紅鮭だなっ?」
「はいにゃ♪」
「しかも、30箱も注文して…」
「ピョン吉より数が少ないんじゃ、先輩としてのしめしがつきませんにゃ。」
「そんなことで張り合わなくていいっ! それで、支払いは?」
「そこに請求書が…」
「お前も私に払わせるんだな? それで、こんなに買ってどうするんだ?」
「わたしが食べますにゃ。」
「そうじゃなくて、生ものだから、ニンジンみたいに、そのへんに置いておくわけにはいかないだろ?」
「それなら、心配にゃいですにゃ。もうすぐ来ますにゃ。」
「えっ…来るって…何が?」
 ピンポ〜ン♪
「ちわ〜、電器屋で〜す。ご注文の大型冷蔵庫、お届けにあがりました〜。」
 ごちんっ!
「ぎにゃぁ!」


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