闇に笑う魔女 基本ルール
ゲームの概要
 闇に笑う魔女は、多人数で遊ぶ推理シミュレーションゲームです。各プレイヤーは、「島民チーム」「魔女チーム」「小悪魔」に分かれ、それぞれのキャラクタを演じながらゲームを進めていきます。
 「島民チーム」と「魔女チーム」は、チーム同士の戦いをします。最終的に生き残った方のチームが勝ちです。個人戦ではありませんので、自分自身がが生き残ったかどうかは関係ありません。チームの勝利のために、時にはみずから島を去る決断をしないといけないこともあります。
 各プレイヤーは一部の例外を除いて、自分以外のキャラの役職が何であるかを知りません。それをお互いの発言をもとに推理していくのが、このゲームの最も基本的な要素です。
 ゲームは、仮想時間で進みます。ゲーム内の1日は、「昼」と「夜」に分けられます。昼は全員が発言をしながら時間を進めていきます。夜は魔女の時間で、魔女同士が会話をします。また、一部の役職者は夜の間に行動することができます。
 「昼」が終わるまでに、島民たちは自分以外の誰がひとりに投票をしないといけません。この投票で、一番多くの票を得たキャラは、その時点で失格、島から追放されます。
 魔女は、「夜」の間に島民ひとりを「バ・シルーラ」の呪術で島の外に飛ばしてしまいます。従って、普通は1日につき2人の島民が減っていくことになります。
 これを、いずれかのチームが勝利条件を満たすまで、繰り返し続けていきます。
発言と時間消費のルール
 このゲームは、各キャラの発言によって進んでいきます。状況や時間帯によって、発言できるキャラや消費時間が変わってきます。

【事件前日】
 ゲーム開始前です。全員が発言できます。発言による時間消費はありません。

【昼】
 島にいるキャラ全員が発言できます。発言があると「そのキャラの持ち時間」「昼の時間」の両方が消費されます。昼の時間は12時間で、それをすべて消費すると、それ以上は誰も発言できなくなります。

【夜】
 島にいる魔女だけが発言できます。発言があると「夜の時間」が消費されます。キャラの持ち時間の消費はありません。夜の時間は6時間で、それをすべて消費すると、それ以上は誰も発言できなくなります。

【退場者の談話】
 退場になったプレイヤーは、ゲームが続いている間、島の様子を観察しながら、退場者の部屋で会話ができます。まだ島にいるキャラは、退場者の部屋に対して発言できますが、聞くことはできません。この発言による時間消費はありません。

【終了後】
 退場者を含む全員が発言できます。時間消費はありません。

【時間消費】
 各キャラが発言をすると、その発言の文字数に応じて消費時間が計算されます。消費時間は島のルールで設定された文字数(普通は半角8文字)につき1分の割合で、1分単位(端数は切り捨て)で計算されます。その日の最終発言に限り、昼または夜の終了時間を超過することが認められます。

【持ち時間】
 持ち時間の最大値はどのキャラも、島のルールで設定された時間(普通は3時間)です。各キャラは、その日の昼の間、この持ち時間分だけ発言できます。ただし、その日のそのキャラの最終発言に限り、10分以内の超過が認められます。持ち時間を残してその日を終えても、次の日に持ち越すことはできません。持ち時間は、次の日になると最大値に戻ります。
※1 持ち時間の最大値は、発言自粛勧告を受けると、次の日ランダムで5分から30分減ります。これによって減った最大値は回復しません。
※2 残り人数が6人以下になると、その人数に応じて、全員の持ち時間の最大値が増えます。

【夜の会話】
 夜の会話は、魔女同士の会話になります。その他の役職のキャラには「イーッヒッヒッヒ」という笑い声が聞こえます。この笑い声のタイミングと回数、時間の減り具合などから、ある程度の推測はできるかもしれません。退場者は、魔女の会話を読むことはできますが、発言はできません。

【会話内容】
・チームの勝利を目的とした会話をしてください。
・作戦として、嘘を言っても構いません。また、他のキャラからの質問に正しく答える義務はありません。
・ひとりがしゃべりすぎると、会話時間はあっという間になくなってしまいます。なるべく多くの人の話に耳を傾けてください。
・キャラの名前に応じた話し方をすると、ゲームが盛り上がります。
・お互い気分良くゲームを楽しむよう心がけましょう。プレイヤー同士のトラブルには十分ご注意ください。相手を名指しで非難するようなことはおやめください。
各キャラの役職と能力
 各キャラは全員、何らかの役職を持っています。この役職は、ゲームマスター(GM)がゲーム開始コマンドを実行した瞬間にランダムで決定されます。ただし、登録時に希望役職を指定していたキャラについては、ある程度考慮されます。

【役職一覧】
名 称 能力
人 間 昼の間に、誰かひとりに対して発言自粛勧告をすることができます。
魔 女 夜の間に「バ・シルーラ」の魔法で島民ひとりを島の外へ飛ばしてしまうことができます。魔女の仲間が誰なのか、最初から知っています。
鏡使い 夜の間に島民ひとりを「ララの鏡」に映し、「人間」か「魔女」か調べることができます。また、「小悪魔」を鏡に映すことで、魔界に帰すことができます。
神 父 2日目以降、前日の投票による追放者が「人間」か「魔女」か知ることができます。また、ゲーム中一度だけ、昼の間にひとりを指定し、夜その人に対して悪魔祓いをすることができます。悪魔祓いをされたキャラが小悪魔または使い魔であれば、次の朝いなくなります。
使い魔 魔女の手下です。特殊能力はありませんが、島民にわからないように魔女の勝利の手助けをします。
騎 士 2日目以降、夜の間に島民ひとりを指定し、魔女の呪術から守ることができます。
双 子 もうひとりの双子が誰なのか、最初から知っています。特殊能力はありませんが、島民にとって、最初から信用できる数少ない味方になります。
小悪魔 魔界の住人で、魔女の呪術など何の効果もありません。ただし、鏡に映されてしまうとたちまち魔界へ帰されてしまいます。全役職中、小悪魔だけが単独で勝利を目指す役職です。

【能力発動の優先順位】
・鏡使いが魔女を鏡に映し、その夜鏡使いが飛ばされた場合
 →飛ばされてしまい、その結果を島民に告げることはできません。
・鏡使いが小悪魔を鏡に映し、その夜鏡使いが飛ばされた場合
 →鏡使いと小悪魔の両方がいなくなります。表示順による識別はできません。
・鏡使いが小悪魔を鏡に映し、その夜小悪魔がバ・シルーラを受けた場合
 →鏡に映ったことにより小悪魔はいなくなります。
・神父が悪魔祓いコマンドを選択し、その昼に追放された場合
 →神父がいなくなったため悪魔祓いは無効になります。
・神父が悪魔祓いコマンドを実行し、その夜神父が飛ばされた場合
 →悪魔祓いは有効です。悪魔祓いが成功した場合、表示順による識別はできません。
投票
【投票】
 投票は、昼の間はいつでもできます。昼の会話時間がなくなると「投票をおこなってください」の表示とともに、未投票のキャラの人数が表示されます。一度投票しても、開票前なら取り消しや投票先の変更ができます。棄権はできません。また、自分自身に投票することもできません。投票が滞ると他の皆様の迷惑になる場合がありますので、なるべく速やかにお願いします。退場者には投票権はありません。

【開票】
 全員が投票を終えると、自動的に開票されます。その時、単独最多得票者がいれば、その人が退場になり、その時点で夜になります。最多得票者が複数いる場合は、再投票になります。

【再投票】
 基本的には1回目の投票とおなじです。もしこの時、まだ昼の会話時間が残っていれば、発言もできます。再投票は、前回の最多得票者に限らず、誰にでも投票できます。

【再開票】
 基本的には1回目の開票とおなじで、単独最多得票者がいれば、その人が退場になり、その時点で夜になります。1回目の投票で最多得票者でなかった人が退場になる可能性もあります。再投票で最多得票者が複数出た場合は、次のように退場者が決まります。再々投票はありません。
 @その投票までの累積得票数が多いキャラが退場(再投票も1回の得票と数える)
 Aそれもおなじ場合は抽選で退場者を決定。
勝利条件
 下記の勝利条件を満たした時、そのチームに所属していたキャラ全員が勝利したことになります。そのキャラ自身が島にいるか退場になったかは、関係ありません。チームの勝利=チーム全員の勝利です。

【島民の勝利条件】
 魔女を全員追放した時に、小悪魔が島にいなければ、島民の勝利になります。

【魔女の勝利条件】
 魔女の人数が島にいる全キャラの半数に達した時に、小悪魔が島にいなければ、魔女の勝利になります。※この時、使い魔も勝利したことになります。

【小悪魔の勝利条件】
 魔女が全員追放されるか、魔女の人数が島にいる全キャラの半数に達した時に、自分自身が島に残っていれば、小悪魔の勝利になります。
画面説明
【島民たち】
 キャラの一覧です。参加中のキャラは役職に関係なく人間の画像が、退場者は(退)の画像が表示されます。画像にマウスカーソルを乗せると、そのキャラのプロフィールを見ることができます。

【あなたの情報
 あなたの役割と能力、その日の行動予定などが表示されます。能力が発動した場合、その結果も表示されます。

【出来事】
 島の状況が表示されます。各キャラの発言内容もここに表示されます。夜の会話は、魔女以外の役職のプレイヤーには「イーッヒッヒッヒ」という笑い声が表示されます。

【行動設定】
 ここでコマンドを入力します。選択できるコマンドは状況によって変わります。
コマンド一覧
役 職 時間 行動 内容
共 通 発言 発言内容の欄に入力します。持ち時間を10分以上超過していると発言できません。
強く発言 大きな文字で発言します。消費時間は普通の発言と変わりません。その他は普通の発言とおなじです。
弱く発言 小さな文字で発言します。消費時間は普通の発言と変わりません。その他は普通の発言とおなじです。
投票 行動対象で選択したキャラに投票をします。取り消しを選択すると、開票前であれば取り消しできます。投票は、昼の間いつでもでます。
沈黙 これ以上話すことがないと思った時、作戦のひとつとして選択できます。過半数のキャラが沈黙をすると、昼の時間が1時間減ります。誰が沈黙を選択したかは公表されません。沈黙を実行した後も発言はできます。
更新 画面を最新に更新します。※画面の更新は、なるべくこれを使うようにしてください。F5キーやブラウザの更新ボタンの使用は、誤動作防止のためお控えください。
退場者の談話 発言内容の欄に入力した内容を、退場者の部屋で話します。まだ島にいるキャラは、この発言を読むことはできず、一方的に話すだけになります。この発言は時間を消費しません。
人 間発言自粛勧告 行動対象で選択したキャラに、発言自粛勧告をします。取り消しを選択すると、発動前であれば取り消しできます。
神 父悪魔祓い 行動対象で選択したキャラに、悪魔祓いをする準備をします。実際に悪魔祓いが行われるのは夜になります。昼の間は取り消しもできます。悪魔祓いは、成否に関わらず、ゲーム中1回だけできます。
魔 女 闇の会話 魔女同士での会話ができます。基本的には昼の会話とおなじですが、個人の持ち時間は関係ありません。また、魔女以外のキャラにはこの会話の内容はは読めません。
バ・シルーラ 行動対象で選択したキャラを、島の外に飛ばします。魔女が複数いる場合、誰かひとりがこの行動を選択すると、それは魔女全員の選択とみなされます。発動前であれば取り消しできます。
鏡使い ララの鏡を使う 行動対象で選択したキャラをララの鏡に映して、人間か魔女かを判定します。役職はわかりません。小悪魔や使い魔も人間と判定されます。この行動は、選択すると即発動するため、取り消しはできません。
騎 士 護衛 2日目以降、行動対象で選択したキャラをその夜の間護衛します。その間、そのキャラにはバ・シルーラが効かなくなります。
注意事項
・推理ゲームとしての性質上、推理すべき内容が明かされてしまうとゲームになりません。ゲーム中の各キャラの役職などの情報は、絶対に他の場所で話さないでください。掲示板等で質問する時は、自分の役職がほかの人にわからないようにご注意ください。
・ENTERやF5キーの連打等は、サーバに負荷がかかりすぎたり、データファイルが破損する原因になりますので、おやめください。
・チームの勝利を第一に考えるようにしてください。その結果、自分のキャラが追放されるかもしれませんが、そこはそういうゲームなんだと納得して、あとは退場者の談話でお楽しみください。
・ゲームの性質上、ひとりの行動が遅れると全体に迷惑がかかってしまいます。なるべく1日1回はアクセスするようにしてください。事情があって遅れる時は、管理人にご連絡ください。
・ゲームの性質上、途中でやめてしまう人が出ると、かなり困ったことになります。特別な事情がある場合以外は、なるべく最後まで参加してください。どうしても続けられない場合は、管理人にご連絡ください。
・常に他の人の気持ちを考えて行動するように心掛けてください。遊びの範囲を超えた暴言や中傷などは、トラブルの原因になりますので十分ご注意ください。
・個人としての強さを競うゲームではありませんので、自分より劣る人がいても大目に見てあげてください。他人のプレイに対する口出し等はおやめください。(あなたは親切に教えてあげるつもりでも、相手がそう思ってくれるとは限りません)
・ルールに定められていないことは、その人の良識の範囲内であれば、何をしても構いません。
・何かありましたら、掲示板またはメール等で、管理人にお知らせください。
※闇に笑う魔女は、TABLE@さんのプログラムを改造して使用させていただいています。